青森ひばのまな板

青森ひばのまな板

日本三大美林のひとつ「青森ひば」

インターネットの普及で全国的に知られる様になってきた青森ひばですが、桧に比べるとまだまだ知名度は劣ります。ですが、日本三大美林(秋田杉・青森ひば・木曽桧)のひとつとして数えられる美しい木材です。
東北地方では、昔からまな板といえば青森ひば。桧よりもひばまな板が普通に使われています。
青森ひばを使った古代建築で有名なのは、岩手県の中尊寺金色堂。古代建築のみでなく、東北では総ひばづくりの家も多く見られます。
東北地方のみでなく、現代では山口県の錦帯橋や伊勢神宮の宇治橋の橋脚部分に、その腐りにくい特性から青森ひばが選ばれています。

抗菌・衛生面に優れる青森ひばの特徴

青森ひばには、4つの大きな効果がある事が分かっています。
・抗菌効果
・安息効果
・防虫効果
・消臭脱臭効果

この4大効果については、青森県工業試験場を始めとする研究機関で実証されており、この効果を利用した様々な商品が医療・農業・食品などの分野で開発されています。
特に抗菌効果については、抗菌スペクトルが非常に広く様々な細菌に対して効果があり、これを利用した医療用の消毒剤が開発されるなど利用分野の広がりを見せています。

最もまな板に向いた樹種

最もまな板に向いた樹種
最もまな板に向いた樹種

この様に青森ひばは、ヒノキ科の樹木で性質は桧に非常に近く、その青白い木肌の見た目が桧に比べるとやや劣るものの、耐久性・耐水性・耐腐性では桧に勝る、実用性の高い材木です。
様々な木製まな板の材質がある中でも、私たちは最もまな板に向いた樹種は青森ひばだと考えています。
なぜならば木製まな板の最大のウィークポイントは黒ズミが発生する事であり、この黒ズミを防ぐことが、青森ひばの抗菌力によって期待できる為です。また抗菌効果以外にも、消臭効果によって、経年使用時の木製まな板特有の生臭さを防ぐことができます。
また防虫効果によっておいておくだけでゴキブリの忌避効果も。
当店が青森ひばにこだわる理由。それは青森ひばが水回りの道具を作るのに非常に適している為です。